キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

フランク・W・アバグネイル・Jrという稀代の天才詐欺師の話です。実話を基に作られていますが、主演のディカプリオとFBI捜査官役のトム・ハンクスの追いかけっこという形で見ている側を飽きさせずテンポよく進んでいきます。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンという題名は「Catch me if you can(できるもんなら捕まえてみろ)」という意味で、英語圏の追いかけっこ時の掛け声だそうです。つまり、日本語にすると「鬼さんこちら」ってところです。映画の内容を見ると、この題名がすごくしっくり来るのがわかります。

catchmeifyoucan

    出展:wikipeia
    パンアメリカン航空のパイロットや医師、弁護士に偽装し(弁護士の資格は本当に取得した)、1960年代に世界各地で小切手偽造事件を起こし「天才詐欺師」と言われたフランク・W・アバグネイル・Jr(レオナルド・ディカプリオ)と、彼を追うFBI捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)の姿を、痛快かつ人間味豊かに描く。なお、トム・ハンクス演じるFBI捜査官カール・ハンラティは実在の人物ではなく、彼を追い、また更生の手を差し伸べた複数の人物をモデルとした創作である。

    重厚な画面作りで評価を得ていたヤヌス・カミンスキーがコメディの撮影をし、また、劇中に1960年代のヒット曲をちりばめている。さらに、マーティン・シーンやナタリー・バイを始め、重要な脇役を名優でそろえてあり、フランクの父を演じたクリストファー・ウォーケンは、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、英国アカデミー賞では助演男優賞を受賞した。

    なお、アバグネイルは21歳で逮捕され刑に服した後、その才能を生かして詐欺防止を中心とした金融コンサルタント会社を設立。世界中に多くの顧客を抱え大成功している。この映画では彼を逮捕したフランス警察の1人としてカメオ出演も果たした。ブロードウェイでミュージカル化も行われた。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンの批評

天才詐欺師の実話を基に作成されたストーリーです。ディカプリオ演じるアバグネイルという主人公がその天才詐欺師なのですが、本来詐欺師というのは犯罪者であり、憎むべき存在なのですが、彼の人を欺く手口が鮮やかすぎて次第に惹かれていくものがあります。

羊たちの沈黙の批評でも書きましたが、天才的な犯罪者は追いかける側がだんだん惹かれていってしまうという例の一つでしょう。

パイロットや医者、弁護士といった権威ある人間を演じるという点が、彼が人間心理学をかなり理解していたという証だと思います。ただ、弁護士になりきるために本当に弁護士の資格を取ってしまったというのだから、元来天才だったのでしょうね。

監督はスティーヴン・スピルバーグ。いくつもの名作を世に送り出したスピルバーグの中で、知名度こそ低めかもしれませんが、私としてはこの作品がダントツで印象に残っています。

最終的にはコンサルティング会社の社長に

アバグネイルはパイロットになり、医師になり、弁護士になり、めまぐるしく変身します。

その結果、クレジットカード偽造の知識を身につけ、最初はただの詐欺師だったはずが、その才能を生かして詐欺防止を中心としたセキュリティコンサルティング会社を立ち上げて大富豪になってしまいます。役を演じているうちに、本当にその役に変身してしまったというとんでもない人物ですね。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ